スタジオジブリでは毎月小冊子「熱風」が特定の取扱い店に置かれています。
また、この「熱風」を取り扱っている店舗が近くにない方の要望を答える形で、定期購読することができます。
今回は、「熱風」9月号の特集2を紹介したいと思います。
目次
「熱風」9月号
「熱風」9月号の目次は以下の通りです。
特集1/富野由悠季「高畑勲を語る」
「『ガンダム』でさえ高畑影響下にあったものだと認めざるをえない。」
特集2/「スマホ脳」との付き合い方
鼎談 アンデシュ・ハンセン(精神科医)×久山葉子(翻訳家)×石井朋彦(映画プロデューサー)
連載
新連載
シャーロック・ホームズ全事件(いしいひさいち)
名前のない事件~CASE WITH NO NAME~
第28回【不定期連載】丘の上に小屋を作る(川内有緖)
~井戸掘りサマー~
第59回 日本人と戦後70年(青木 理)
―[ゲスト]鮫島 浩さん <後編>
第49回 シネマの風(江口由美)
―[今月の映画]『トーベ』
第6回 アニメの「てにをは」事始め(石曽根正勝)
―新しくアニメを視るために
第7回薪を運ぶ人(柳橋 閑)
―もうひとつのスタジオジブリ物語
広報 西岡純一に訊く <中編>
「毎日が学園祭だったあの頃」
特集2/「スマホ脳」との付き合い方
今回、特集2では世界的ベストセラーになっている「スマホ脳」の著者であるアンデシュ・ハンセンさんと久山葉子さん、石井朋彦さんの対談です。
個人的に「スマホ脳」とジブリがどのように結びつくのかと少し疑問に思いながら読んでいましたが、「宮崎監督はスマートフォン・携帯電話を使わず、テレビもほぼ見ず、外の情報は鈴木プロデューサーからの伝聞のみというエピソード」や「「ハウルの動く城」の制作時に宮崎監督が最初の企画会議で「携帯電話は出さない」ことを断言するエピソード」などを絡めて対談が進んでいきとても興味深かったです。
「スマホ脳」紹介
出版社 : 新潮社 (2020/11/18)
発売日 : 2020/11/18
スマートフォンに多くの時間を割くことでうつ病のリスクを高めるだけでなく、スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下することを紹介しており、スティーブ・ジョブズをはじめとする世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、自分の子のデジタル・デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限している実例を紹介しています。
また、フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロインに匹敵する」と発言しているなど、スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出することがわかっています。こういったスマートフォンとどのように向き合っていくべきかなどが書かれているのでぜひおすすめです。
熱風について
熱風は特定の取扱い店のみで手に入る非売品ですが、定期購読することができます。
購読期間について
1年間(12冊)が購読期間の単位となります。定期購読は、毎月20日までに入金が確認された方に、その翌月号から発送を開始されます。定期購読の場合、「熱風」の発行後(毎月10日)、発送に1週間ほどかかるようです。
購読料
1年分(年12回発行)購読料:2,000円(消費税・送料込み)
お申し込み方法
・2004年1号以降に発行された『熱風』をお持ちの場合
小冊子『熱風』巻末の郵便振替用紙にて申し込む。
・上記『熱風』の巻末添付の郵便振替用紙をお手元にない場合
返信用封筒(縦長の定形封筒)を同封のうえ、定形の郵便封筒にて下記の要領で送付する。
返信用封筒には申し込まれる方のご住所、お名前をご記入のうえ、84円切手を貼り、お電話番号を記載したメモを添えて、封書にて送付する。
送り先
〒184-0002
東京都小金井市梶野町1-4-25
スタジオジブリ出版部「熱風」係宛
お問い合わせ(編集部直通)
tel 03-6712-7290