今回は、「ハウルの動く城」でなぜ城が動くのかについて紹介したいと思います。
この記事を読むことで、ハウルの城はなぜ動くのか、映画では語られていなかったハウルの性格などについてわかるかと思います。
ハウルの城はなぜ動くのか?
ジブリ版の映画を見ても「ハウルの城が動く理由」が明確に述べられていませんよね。
映画を見る限りだと、なんとなく、戦争や、師匠の「サリマン先生」から逃げるために城を動かしていると解釈することができます。
しかし、原作では明確にハウルが何から逃げていたのかが書かれています。
ハウルな何から逃げていたのか?
原作の小説では「サリマン先生」、「荒地の魔女」、そしてハウルが手を出した美女から逃げるために城を動かしています。
映画・原作共に色男として描かれており、数多くの女性を口説き落とす「浮気性」の性格から多くの女性から恨みを買ってしまったようです。
戦争に関するストーリーは宮崎駿監督のオリジナルになります。
つまり結論をいうと「ハウルが城を動かす理由」は次の通りです。
ハウルはなぜ浮気性なのか?
ではなぜ、ハウルが浮気性で数多くの女性を口説き落とすようになったのかを紹介します。
これに関しても、映画では語れていませんでしたが、原作では明確に説明されています。
それは、地上で生きる事ができない「星の子」カルシファーと契約を結び「ハウルの心臓」を与えたためです。
そして、以下のようになりハウルは浮気性になりました。
つまり、ハウルは心臓がない喪失感を女性のハート(心臓)で補っているわけです。
そして、1回ハート(心臓)を手に入れてしまうとそれ以上はハート(心臓)を得ることはできないので、その女性への気持ちが冷めてしまいます。
そしてまた、別の女性のハート(心臓)がほしくなる。ということを繰り返していく内に「浮気性」となったわけです。
原作でハウルは、「契約のせいで誰かをちゃんと愛することができなくなった」と発言していることからも契約したことでこのような性格になっているわけですね。
そのため自分の心臓を取り戻した後は、しっかりと「ソフィー」のみを愛せるようになります。
まとめ・結論
なぜ「ハウルの城」が動くのかに関して理由は分かりましたでしょうか。
この城が動く理由はストーリの重要な部分にもかかわらず、原作と映画で異なることで賛否が分かれるようですね。
この点に関しては、おそらく宮崎駿監督は、戦争や荒地の魔女、サリマン先生から逃げ続けたハウルが、「ソフィー」という「守るものができた」と気持ちに変化が起きた部分を強調したかったのかもしれないですね。