今回、英会話学習として取り上げるのは、ジブリ作品の中でも特に人気が高い「ハウルの動く城」です。
今回は、ソフィとハウルが出会うシーンです。
目次
ソフィとハウルの出会い
ソフィーが妹に会いに行く途中に、軍人たちに絡まれて困っているところに登場したハウルが、ハウルの追っ手から逃げるのに合わせてソフィーを連れて空中へ逃げる場面です。
その後、ソフィーを妹の働く店まで、空を歩いて送る場面です。
いきなり空へ逃げたことで戸惑い足を縮めるソフィーに対して、優しく教えるハウルいいですね。
1.You are a naturalについて
まず、注目したいのが、ハウルの言った
You are a natural.
の「natural」が名詞である点です。
この「natural」が名詞か形容詞かどうかなんて大して違いがないように思う方もいるかもしれませんが、かなり意味合いが変わって来ます。
となります。
特に訓練や練習をしなくても「自然に」できるので「natural」という言いっているのですね。
日常会話で「You’re a natural!」と言われた場合は、
「It was beginner’s luck.」と返答すると良いかもしれません。
2.make sure toについて
その後にハウルは
I’ll make sure to draw them off.
と言います。
このmake sure to~は、
make sure to~ 必ず(確実に)~をする。
という意味です。
makeは「作る」というイメージの通り、「確実な(sure)」状態を「作りあげていく(make)」イメージから「make sure to~」は、「to以下を確かめる」という意味にななります。
したがって「必ず~する」なります。
相手に対して使用する場合は、念押しのような表現になります。
3.That’s my girl.
ハウルが言った「That’s my girl.」のThat’s my には、それでこそ~、さすがは~」と言った意味があります。
基本的に、褒めたり、激励する場合などに使用します。
今回は、girlですが、boyでも使用でき、以下のように同じく褒めるときに使用します。
That’s my boy! :〔男性を褒めて・激励して〕よくやった。その調子だ。あっぱれだ。えらいぞ。
ハウルが言った
That’s my girl.
もえらいぞ!(それでこそ俺の女だ)と言う意味合いがあります。
なぜハウルはソフィーに「That’s my girl.」と言ったのか?
出会って間も無く、そしてソフィーはハウルに対して「Okay.」としか言っていない場面で、日本語で「良い子だ」と言うハウルの言葉を「That’s my girl.」と言うのは場面的にすごく馴れ馴れしく聞こえるかもしれません。
しかし、ハウルの動く城のラストに、ソフィがハウルの幼い頃に会っていることがわかりました。
底なし沼のように落ちる時、ハウルに「私はソフィー。未来で待ってて!」と叫んだのちに、その後ハウルはずっとソフィを探していたからこそ、久しぶりにあったソフィに対して親しみを込めて
That’s my girl.
と言ったのかもしれませんね。
日本語版と英語版での微妙なニュアンスの違いを楽しめたら英語学習も面白くなっていきそうですね!
これを機会に、英語版で見る「ハウル の動く城」もかっこいいのでぜひみてみては如何でしょうか。