ジブリ作品「紅の豚」でポルコのセリフである「飛ばねぇ豚はただの豚だ」という名言がとても有名ですよね。
今回は、この男気溢れるかっこいいセリフを場面を交えて英語学習したいと思います!
目次
《紅の豚》名場面
「紅の豚」では、あまりにも有名なセリフである「飛ばねぇ豚はただの豚だ」で英語学習してみたいと思います。
場面は、ポルコがカーチスに撃墜されたとの情報を聞いたジーナに対して、ポルコが電話越しに安否を伝えるシーンです。
心配するジーナの気持ちに対して、自身の生き方を変えることが出来ないポルコの捨て台詞がかっこいい場面ですね!
このセリフを分割してみたいと思います。
ジーナのセリフ
Gina:I can’t bear to go to another pilot’s funeral. Come home, will you?
を直訳すると、
私は、もう別の飛行士の葬式に出席することには耐えられません。
お願いだから、帰って来てください。
※funeral:葬式・葬儀
とジーナはポルコに対して切なる訴えをしています。
1.can’t bear to~について
このcan’t bear to~は「~するのに忍び難い。~を我慢できない。~が耐え難い。」という意味で、よく聞く表現です。
また、Can not と「not」を使用しない表現として、
「can hardly bear to~」
もよく使用されます。
bearという表現は、日本では使用されることが少ないかもしれませんが、マスターしておきたい単語です。
2.come home, will you?
ジーナがポルコに帰って来て欲しいだけであれば、「come home.」のみで良さそうですが、あえてこのあとに「will you?」と加えて念押ししています。
以上を踏まえて今回、ジーナがポルコに行った「will you?」のニュアンスとしては、
「あなたは当然そうするわよね?」
といった親しい間柄に訴えかけて、そして、当然この要求に答えてくれるよね?というような念押しになります。
このように要求されると、回答いかんによっては人間関係に亀裂が入るかもしれませんので、質問する側も答える側も注意が必要ですね。
ポルコのセリフ〜Sorry , baby. Got to fly.〜
このジーナの切なる願いよりも男としてのロマンを追求するセリフとして、あまりにも有名なセリフ、
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」
は英語では
Sorry , baby. Got to fly.
と訳されています。
直訳すると、
ごめんな。ジーナ。行かないと。
この、Got to fly.のflyはもちろん「飛ぶ」という意味もありますが、「素早く動く」といった意味もあります。
時間に追われていて会話を終わらせたい時などに
I’ve got to fly.
と使用します。
そのため、立ち去る時にポルコのように
Sorry , baby. I’ve got to fly.
というとかっこいいかもしれませんね。
ジーナのセリフ
ジーナのお願いを無碍にしたポルコに対してジーナは、
you jerk!
と言いました。
この「jerk」は海外でよく使用されるスラングであり、基本的な意味は「嫌な奴/自分勝手な男/最低野郎」といった罵った言葉になります。
アメリカの映画などでよく見かける場面としては、女性は我が儘な男性にうんざりした際などに「you are such a jerk」といいます。
《飛ばねぇ豚はただの豚だ》〜英語字幕〜
ちなみに「飛ばねぇ豚はただの豚だ」の英語字幕は、
A pig who doesn’t fly is just an ordinary pig.
です。
A pig that doesn’t fly
(飛ばない豚)
is just a pig
はただの豚です。
そのままですね。
英語学習の助けになりましたでしょうか?
英語版で見る「紅の豚」もかっこいいのでぜひみてみては如何でしょうか。